調査報道サイト「ウオッチドッグ」の記事を新聞として発行しました。ダウンロードも可能です。ご覧ください。
2019年に、市民センター統廃合問題の調査報道をしました。自治連合会の組織運営や、地域コミュニティのあり方について、まだまだ問題は続いています。
ウオッチドッグでは、調査研究広報滞在費(旧文通費)を調査報道しています。過去の報道や歴史的経緯から浮かびあがってくる政治家とカネの問題に焦点を充てます。
調査報道サイト「ウオッチドッグ」では、明治の「滑稽新聞」を紹介しています。明治の記者「宮武外骨」はどのような報道をしたのでしょうか。
ウオッチドッグ制作
明治30年代、大阪市議会議員が、肺結核の偽薬を販売。大手新聞社の広告蘭で大々的に宣伝していたため、騙された庶民が多数いた。宮武外骨は「被害者の声」を集め滑稽新聞で「偽薬づくり」の市議を徹底追及した。
明治36年、大阪の第5回内国勧業博覧会が開催。隣接する四天王寺は、「世界無二の大釣鐘」を作ると喧伝し、庶民らから喜捨を集めて大釣鐘を鋳造をした。しかし、土中に大釣鐘を据え置いたまま。現地調査をして「大釣鐘が割れている」と確信した滑稽新聞は、破壊の事実を伏せたまま、観覧料をとっていたこの寺の対応を徹底批判した。
大阪の警察署・署長の賄賂事件を記事で取り上げたことが、その後、法廷まで続く警察官僚らとの長い長いバトルの幕開けとなった。
当時の記事によると、報道の発端は滑稽新聞社宛に届いた「頓馬坊主」という匿名の投書がきっかけだった。庶民の情報提供により調査が開始した。
大正5年、宮武外骨が江戸の戯作者であり浮世絵師であり狂歌師でもある「山東京伝」の評伝を発行しました。外骨渾身の研究を、ウオッチドッグがそのままに訳します。